改修積立金がなかった神奈川のマンション
修繕ができないマンションの買い替えを考える
マンションの買い替えができるかもしれないよ。
ある晩帰宅すると、妻が顔を輝かせていました。
ちょっとこれ見てと妻は神奈川の新築マンションのパンフレットを手渡しました。
近所にモデルルームがオープンしたばかりのマンションでした。
こんなボロ物件売れるわけがないよ、修繕積立金は絶望的に少なく滞納者は絶望的に多い私たちが住んでいるところは建物や設備が傷んでも、修繕するお金がありませんでした。
お金がないところは、スラムになるしかないと絶望していたころのことです。
売れないなんてことないらしいよ。
モデルルームの営業マンに聞いたらだいぶ損が出るけど、ローンの残りを新しく購入したところのローンに組み込めるって。
妻はすっかりその気になっています。
でも本当に買い換えられるなら、いやこのスラム化間違いなしのところを手放すことができるならそれだけで十分です。
このマンションは少なく見積もっても1000万円以上では売れるって営業マンは言ってた。
妻が口にした値段を聞いて、気分は複雑です。
将来スラムになることは避けられないようなところを、そんな値段で買ってくれる人がいるのかそう思うと希望の光が差したような気になります。
半面新しく購入した時のことを考えれば、あほらしい気もします。
修繕ができないマンションの買い替えを考える
¦ 今住んでいるマンションを手放すことを決意
¦ 物件の改修工事の理事長としては仕事を全うする
¦ 神奈川でのマンション改修を経て